ジャワサイがベトナムで絶滅
(CNN) 世界自然保護基金(WWF)は、ベトナムに生息していた希少なジャワサイの最後の個体が密猟で殺され、同国のジャワサイは絶滅に追い込まれたと発表した。これでこのサイの生息地は、世界の中でインドネシア・ジャワ島の国立公園1カ所を残すのみとなった。
WWFによると、ベトナムでは密猟が横行し、絶滅危惧種の個体数維持が難しい状況が続いてきた。アジアに生息するサイの多くは密猟が原因で絶滅の瀬戸際に追い込まれている。一部地域ではサイの角を砕いて飲むと腸チフスやがんに効くと信じられているが、科学的な裏付けはないという。
WWFはベトナムに対し、残る絶滅危惧種のトラやゾウを救うため、保護策を講じることが何よりも重要だと促した。
残された生息地ジャワ島のジャワサイは50頭を切っているといい、密猟取り締まりのパトロールを強化するなど、絶滅を食い止めるための対策を講じる予定だという。
震災で血圧上昇、4週間続く
東日本大震災の発生後、被災地域の自宅に住む高血圧患者の血圧が上昇し、4週間後に低下したことが東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループの調査で分かった。
阪神大震災では、地震発生直後に被災地で脳卒中や心筋梗塞による死亡率が例年に比べ倍増したとされる。原因は血圧上昇や脱水といい、今井教授は「震災後の血圧管理は発生後1カ月間が重要。被災者の中には満足に測定や治療ができなかった人もいたと考えられ、各地の避難所には血圧計や治療薬を備蓄しておくべきだ」と指摘する。
今井教授らによると、調査した高血圧患者は仙台市内の男女142人。平均年齢は68歳で、起床後1時間以内に測定した血圧を2週間ごとに平均値として算出し、震災発生前と比較した。
草食恐竜、餌求め季節移動か
ジュラ紀後期(約1億5000万年前)に米西部に生息した大型草食恐竜カマラサウルスは、夏に乾燥して草木の餌が乏しくなると約300キロ先の高地に移動し、冬になると低地に戻っていた可能性があることが分かった。米私立コロラド大の研究チームが化石の歯の成分を分析した成果で、26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
恐竜の歯は繰り返し生え替わっており、カマラサウルスの歯1本は4〜5カ月で形成される。歯に含まれる酸素の同位体「酸素18」(O18)の比率は、カマラサウルスが川などで飲んだ水に含まれるO18の比率が反映されていると考えられる。
米ユタ州やワイオミング州の低地で見つかった化石の歯32本のエナメル質を分析した結果、先に形成された歯の先端部分に比べ、後でできた根元部分はO18の比率が低かった。高地の水は低地よりO18の比率が低いため、高地に移動した後、低地に戻ることを繰り返していた可能性があるという。